百人一首…
個人的に苦手意識が非常に強い物件です。
というか!授業で強制的に和歌を覚えさせるから悪いんですよ。とりあえず意味なんか後でいいから文字だけ覚えておけ!みたいな、あの感じ。あれじゃ興味なんて湧きませんてw
もうグダグダ書きますまい。
この漫画の絵と背景とノリが自分の好みにドンピシャでした。
— — –
と、ここまで書いてからうた恋い。作者の事を調べたのですが
今初めて知りました…
ニコニコ動画にあがっている大好きな動画のあの方だと!
だからかーーー!!
だから、余計に絵に惹かれたのか!当たり前だわそりゃ。
わーーびっくりした(笑)嬉しい。
“うた変。”を読んでいる時に感じたあの親近感はきっとこのせいだったんだな。毎日何度も噛り付くように動画を見てましたもの~えぇ。
この事実を知り、よりこの漫画を好きになりましたよ。
うた恋い。1~4巻 / うた変。1~2巻
出版社 : メディアファクトリー
寸法 : 21×14.8×1.2cm
百人一首の恋歌を題材にした漫画
それぞれの詠み人の恋話を中心に、ほぼ1話完結型で載っています
うた変。 : サイドストーリー ・ ギャグ風味
敷居が高く感じてしまう古典の世界ですが、現代風アレンジも交えたこの作品ならとても読みやすいのでお手軽に楽しめると思います。
なにより作者のセンスが良い。
いい意味で絵がシンプルなのと、ストーリー展開のテンポがいいのでスラスラと気持ちよく読めるし、どの話も途中で読み飽きるという事がなかったです。短編用にうまく話をまとめているなぁと感心しました。
和歌1つに様々な人間模様が隠されているんですもんね。百人一首ってもしかしたら面白いのかもしれない…と今更ながら思わせてくれた漫画です。
ちょっと逸れますが…
“あさきゆめみし”という源氏物語を題材にした漫画がありまして、学生の頃にこの漫画を読んで学校のテストでいい点数を取ったという思い出があります。
それを考えると、今回紹介する”うた恋い。”も学生の頃に出会っていたかった漫画ですね。これを読みながらの百人一首の勉強だったら、もっともっと興味が出たのではないでしょうか。なんてったって妄想が広がる笑
苦手分野の勉強は、漫画から入るととっつきやすいですよね。
こういった勉強に絡む漫画は学校の教室とか図書室に置けばいいのになぁ…って、置いてあるところもあるのかな?最近の学校事情は全く分かりません。
うた恋い。漫画内の好きなカップル :貞明と綏子
陽成院と内親王の物語が特にお気に入りです。ツンデレと天然の夫婦といった方が分かりやすいですかね。この2人の掛け合いがツボ突きまくりで。
貞明は普段の態度はめちゃくちゃ捻くれまくっていじわるなんですが、綏子に送る文(ふみ)の中ではそれはもう素直に、もうこれでもか!というほどの愛を囁くんですよ。
なんなんだ~この萌えまくる設定はw
もう大好きですとしか言いようがない。
他にも、魅力ある詠み人がたくさん出てくるので楽しんで読むことができます。内容も充実してますし。
深夜アニメでも放送されてたので、すでにこの作品をご存じの方も多いかと思いますが。古典が苦手な方も楽しめますよ。恐れずにどうぞ!笑